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映画 「めがね」

以前から気になっていた映画(映画「かもめ食堂」と同じ監督の作品です)「めがね(3枚組) [DVD]」のDVDをお友達が貸してくれたので、観ることができました。
映画 「めがね」_b0075888_108684.jpg
物語の舞台は、蒼い海が美しく、ほぼ毎日晴天が続く、“何もない”与論島。
ほとんどのシーンが、風が吹き渡るダイニングキッチンが魅力的な、宿「ハマダ」と、砂浜にぽつんと建つ海の家のような「さくらさんのかき氷屋」さん(春の一時期しかOPENしておらず、メニューは小豆とシロップのかき氷しかない)です。

登場人物も、主人公の小林聡美さん、もたいまさこさんなど、メインは5人だけ。
映画のテーマは「黄昏る」こと。
自分も一緒に与論島に滞在しているかのようなゆる~い時間が、ただただ綴られていきます。
最初は周囲に合わせることなく、自分の意思をハッキリ持ち、頑なな印象を受ける小林聡美さん演じる主人公が、だんだん島の時間、人間関係(というよりも人と人との距離感)に馴染んでいく様子がいいなぁと思いました。

そして、たびたび出てくる朝食や晩御飯の美味しそうなこと。
「かもめ食堂」でも私はチェックしていたのですが、小林聡美さんらのほんの少し個性的でゆるいファッションも見所。(今回も、小林聡美さんが、私の大好きなジャマン・ピュエッシュのものと思われる真紅のバッグを持っていました。)
海辺で毎朝みんなで集まってする「メルシー体操」も素敵でした。

この映画を観ながら、数年前に、雄サンと2人で西表島へ行き、ボーっと過ごした至福の時間を思い出しました。
by monsteracafe | 2010-06-19 03:22 | refreshのために
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