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映画 「舞妓はレディ」

「Shai we ダンス?」の周防正行監督の最新作、映画「舞妓はレディ」を仕事帰りに友人と観てきました。
(映画館で映画を観るのは久しぶりです。今年の春「アナと雪の女王」を家族4人で観て以来だと思います。)
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※画像は映画の公式HPからお借りしました。

以下は、公式HPから引用したストーリーです。

京都にある「下八軒(しもはちけん)」は、小さいけれども歴史がある花街(かがい)。
だが、舞妓が百春(田畑智子)ひとりしかいないのが悩みのタネ。
しかもその百春も、舞妓になってもう10年が経とうとしていた。

そんなある日、下八軒に「舞妓になりたい」という少女・春子(上白石萌音)がやってきた。
彼女が扉をたたいたのは、八軒小路の老舗のお茶屋・万寿楽(ばんすらく)。
唯一の舞妓の百春と、芸妓の豆春(渡辺えり)、里春(草刈民代)を抱えるこのお茶屋に春子がやってきたのは、百春のブログを見たからだった。

新しい舞妓が欲しいとはいえ、コテコテの鹿児島弁と津軽弁を話す、どこの馬の骨ともわからない春子を引き取るわけにはいかず、万寿楽の女将・千春(富司純子)は彼女を追い返そうとする。
だが、たまたまその場に居合わせた、言語学者の「センセ」こと京野(長谷川博己)が春子に興味を抱いたことから、彼女の運命は一転する。
「春子の訛りでは舞妓は無理だ」と言う、万寿楽の客で老舗呉服屋の社長・北野(岸部一徳)に対し、京野は「絶対に春子の訛りを直してみせる」と宣言。
「春子を一人前の舞妓にしたら、京野のお茶屋遊びの面倒をすべて北野がみる」という約束を取り付けてしまう。

かくして、その賭けのおかげで、春子は晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になることに。
しかし、仕込みになったからといって、すぐにお座敷にあがれるわけではない。
春子を待ち受けていたのは、厳しい花街のしきたりと、唄や舞踊の稽古の日々。
そして何より春子が苦戦したのは、訛りの矯正だった。

舞妓になりたい一心で、懸命に稽古や言葉の矯正に励むが、師匠からは「違う違う」と叱られ、先輩芸妓からは「いつになったら、ちゃんとできるの?」と責められる。
ついには、京野の弟子・秋平(濱田岳)から「君には舞妓は似合わない」と、とどめを刺され、ショックを受ける。

果たして春子は、一人前の舞妓になることができるのか? そして、春子が舞妓になりたい本当の理由とは……?
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主役の上白石さんは、歌もダンスも演技もできる800名の中から、オーディションで選ばれたそうです。
オーディションに受かった時は14歳の中学2年生だったのが、高校2年生になってついに映画が完成したそうです。
そもそも、この映画は、企画されてから実現まで、20年もかかったそうで、監督は「完成した映画を見れば、実現まで20年もかかったのは、主役の少女を待つためだったのではないかと、都合の良い宣伝文句のようではあるけれど、心の底から思わずにはいられない。幸せな気持ちになる映画になったと思う。」と語っています。

主人公の春子の素直さ、一生懸命さ、努力を続ける姿、先生に恋する可愛らしい姿、歌声の美しさ…も良かったですが、彼女を取り巻く周囲の人々の姿の描かれ方、それぞれが1~2曲を自分の声とダンス等で披露するシーンがとても良かったです。

京都の花街のこと、舞妓さんや芸妓さん、お茶屋さんに関わる人々のお仕事のことなども、自然に映画の中で紹介されていて、よく分かりました。

観ているだけで楽しい、観終わった後に幸せな気持ちになれる、素敵な映画でした。
by monsteracafe | 2014-09-22 23:45 | refreshのために
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