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国家公務員の「短時間勤務制度」が創設?!

まだ私が市職員だった頃、当時バリバリ共働き・子供ナシ女性職員だった私は、常勤の職員が育児や介護のために、週のうちの数日、もしくは毎日数時間の勤務を認め、(=当然ながら、それに応じた給与を支給する。簡単に言えば、勤務時間が半分になれば、給与も半分になる。)短時間勤務制度を創設すべき、という「職員提案」をしたことがありました。

 ※「職員提案」とは、自分の担当業務以外で、事務改善や新規政策の提案をして、
   審査の結果優秀かつ必要と認められたものは事業・制度化される、という制度です。

「短時間勤務制度」自身は、ドイツやスウェーデンなどで既に実施されていました。
私はそれらの新聞記事等を参考にして、日本版・地域版の提案を作りました。

この制度があれば、子供が生まれた時に、夫婦のどちらかが育児休暇を取得して仕事を一時離れざるを得ない、夫婦が働き続けるために保育所に預けなければならない(しかも子供が病気になるとすぐに親が呼び出されてしまう)、といった問題の一部が解決されるのではないかと考えたのです。
もちろん、こうした制度を導入するには、給与の問題、昇給の考え方、身分に関することなど、法整備の課題があることも分かっていました。

でも、この提案は、当時は斬新過ぎたのか、結果は、「審査の対象外。(理由:国が整備すべき内容であるから。)」とのことでした。

当時の私は、この結果にものすごく憤りを感じました。

「国がやらないから」、「社会が変わらないから」では、いつまで経っても良くはならないのです。
小さな一歩でもいいから、地方自治体の一つからでも先進的な取り組みを始めることで、国や企業が後に続いていくかもしれないのです。
(実際に、多くの法律・制度が地方自治体の先進的な取り組みで、整備されました。)
仮にも全国に名の知れた一自治体として、そういうやる気というか、姿勢くらいは見せて欲しいと思ったものです。

あれから4年、私も「働く妊婦」になり、ついに国も動き出したようです。
これからどんな自治体・企業が後に続こうとするのか、楽しみであり、期待もしたいところです。

<参考記事>
人事院は、育児のための短時間勤務の制度の導入等のための国家公務員の育児休業等に関する法律の改正が行われるよう、平成18年8月8日、国家公務員法第23条の規定に基づき、国会及び内閣に対して意見の申出を行った。
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by monsteracafe | 2006-08-11 12:17 | 「働く」ということ | Trackback | Comments(4)
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Commented by はる at 2006-08-17 14:58 x
monsteracafeさん、そういったこともしてこられたのですね。
子育てや福祉に関わることは、一口で言い表すことはできません。
ぶっちゃけていえば、公務員なんてずいぶんと恵まれた待遇だとも思います。
それでも、まだ足りない子育てへの支援。
声をあげなければ、行政も社会も変わらないと思います。
そのような思いをもって、あげるべき声はあげていこう、
聴いてくれるところがあれば、いくらでもお話ししてみようと考えています。
Commented by monsteracafe at 2006-08-17 15:05
はるさん、こんにちは。(お帰りなさい、かな?)
こんなに長い長文を読んでくださって、ありがとうございます。
今は従業員60人くらいの民間企業に勤める身で、今思えば公務員時代は福利厚生には恵まれていたよなぁ、と思いますが後悔はありません。
ただ、公務員から働き方や仕組みを変えていかなければ(大企業で先進的な取り組みをされているところも勿論ありますが)社会は変わっていかないんじゃないか、と常々思っています。
+私たちが「声」をあげていくことも大切だと思っています。今後、そうした部署の方たちとの機会も作っていけたらな、なんてひそかに思っています。
その際には、ご協力、お願いいたします!

Commented by みみママ at 2006-08-20 10:37 x
私も会社に掛け合って、時間短縮を認めてもらいました。
私の場合は、ちょうど国の次世代育成支援対策で、企業に努力するよう指導があった時期だったので、わりとすんなり「時間短縮勤務」と「子供の看護休暇」を認めてもらえました。
時短は結局3歳までだったので、もう使えなくなってしまいましたが・・・。
でも、認めてもらえた時期は中耳炎を繰り返して病院通いでヘロヘロの時期だったので、時間短縮勤務は大変助かりました。
また、期間延長を労使で協議してもらう予定です。

子育てや介護の時期などに、周りに遠慮することなく働き続けられる制度(ワークシェアリングなど)があれば、もっと働きやすくなると思いますが・・・。
今の現実は、周りのメンバーに仕事のしわ寄せがいく結果となり・・・、
肩身が狭い・・・。
もっと根本的に制度がかわらないと、社会は何もかわらないですよね・・・。
Commented by monsteracafe at 2006-08-20 18:23
みみママさん、こんにちは。
私も以前の職場では、同じ世代の女性がどんどん産休・育児休暇に入ってしまい、女性職員6人のうち4人がいない・・・働いているのは共働きで子供のいない私と独身女性だけ、なんてこともありました。
仕事も当然のように1.5倍とか2倍とかになってしまい、正直、「してやられた!」と思ったこともありました。
でも、職場環境や制度として整備されれば、休む方も休まれる方も負担は軽くなりますよね。

今の会社では、私が初の出産らしいので、これから他の社員さんたちのご協力や理解も得ながら、新しい仕組みづくりにも取り組んでもらえるよう、働きかけていきたいと思っています。
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