安藤忠雄さんの建築

今日の日経新聞夕刊の20面、「こころの玉手箱」に、安藤忠雄さんのコラムが掲載されていました。
今日のテーマは、大阪の「住吉の長屋」に関する彼の建築哲学のお話でした。

1975年に設計した「住吉の長屋」ですが、自分の思いを優先して、施主の言うことはほとんど無視して設計図を引いたのだそうです。
その結果、「失われつつある都市の自然を住居に引き込む」という彼の思いや狙いは実現できましたが、住まい手は、雨の日に2階から1階へ行くのに傘を必要としたり、夏は暑く冬は寒いといった不便を強いられているそうです。

関西にも、「兵庫県立美術館」や「サントリーミュージアム」などの彼の設計した建築物がたくさんあります。
個人的には彼の設計する建築物は大変面白くて好きなのですが、施主の立場になって設計をしない建築家(というよりも、安藤氏は芸術家の域に達しているように思います。)に、様々な人が利用する公共建築物の設計を依頼するのは問題があるのではないか、と感じた次第です。
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by monsteracafe | 2006-10-04 22:19 | 仕事にまつわるエトセトラ | Trackback | Comments(4)
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Commented by みっちママ at 2006-10-05 12:57 x
そういえば、兵庫県立看護大学(安藤忠雄氏の設計)に行った友達が、
すごく使いにくい~、利用する人のこと考えてない~
と、言っていたのを思い出しました。
Commented by monsteracafe at 2006-10-05 13:00
そうなんですよねぇ、個人住宅や企業の建物なら建築家の個性が気に入ったので任せる!ってこともアリでしょうけど、公共の建物って、やっぱり使う人の立場になって、デザインよりも使いやすさや安全性、快適性などが優先されなければならないんじゃないかなぁ・・・と。

実は、昨年末までは建築や都市計画、景観デザインの仕事をしてたんですよね、私。
すごく印象に残った記事でした。
Commented by みっちまま at 2006-10-05 13:04 x
>実は、昨年末までは建築や都市計画、
>景観デザインの仕事をしてたんですよね

わっ、そうだったのですね。
また、色々お話聞かせてください。
Commented by あやあや at 2006-10-08 22:54 x
>個人的には彼の設計する建築物は大変面白くて好きなのですが、施主の立場になって設計をしない建築家(というよりも、安藤氏は芸術家の域に達しているように思います。)に、様々な人が利用する公共建築物の設計を依頼するのは問題があるのではないか、と感じた次第です。

私も同感です。
建築やデザインについてはド素人ですが、友人も同じようなことを言っていたのを思い出しました。
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