映画 「崖の上のポニョ」試写会

今日は仕事帰りに、宮崎駿監督の最新作、映画「崖の上のポニョ」の試写会に行ってきました。
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この映画は、まだほとんどCMなどが流れていないため、私もほとんど予備知識もないまま、映画を観ました。
タイトルにもなっている、「ポニョ」がお魚の子どもの名前というのは知っていましたが、プクプクとして“ポニョっ”とした、お魚の“女の子”でした。
ほっぺたやおなかがポンすけに似ていて、なんだかとっても親近感を覚えてしまいました。

ネタばれにならない程度にストーリーをご紹介したいと思います。

 *****

舞台は、海沿いの小さな町。
保育園に通う主人公の5歳の男の子・宗介と、保育園の隣にあるデイケアサービスセンター「ひまわり園」で働く母親リサ、貨物船の船長をしていて家にいることが少ない父親・耕一、「ひまわり園」のおばあちゃんたちや町の人など、登場人物はごくわずかです。

海に住んでいたポニョが、くらげに乗って家出をし、途中で海の底のゴミの山にまみれて、ジャムの空き瓶のようなガラス瓶に顔を突っ込んでしまいます。
あやうく死にかけていたところを、海辺にいた宗介に拾われて助けられます。
宗介は、ポニョの不思議な力にも気づき、「魔法が使える金魚のポニョ」として、大切に守っていこうとします。

でも、人間に近づいてほしくない父・フジモトによって、ポニョは海へ連れ帰されてしまいます。

ポニョを探す宗助と、大好きな宗助にもう一度会うために人間になりたいと願うポニョ。

「人魚姫」のモチーフを、5歳の男の子と女の子に置き換えたらどうなるか?といった設定も取り入れているようなお話です。

 *****

この映画では、CGによる表現を一切廃し、すべて手で描くアニメーションに挑戦しています。
絵本の1ページのような、美しい世界(特に海の中のシーンなど)がたくさん描かれています。

そして、この映画のテーマの1つが、「母と子」なのだそうです。

宗助の母・リサの登場シーンは、結構鮮烈でした。

忙しい朝、保育園や通勤の準備をしながら、海辺で遊んでいる宗助に家の中(台所)から声をかけたり、車に乗せて運転しながら子供と一緒に朝ごはんのパンを食べ、職場の駐車場に車を停めるやいなや、「宗助、ここでいいよね?バイバイっ!」と、車に宗助を置いて、走って出て行く・・・という、かなりせわしない様子。

“もうちょっと子供の顔、見なくていいの?”と、内心ちょっぴり思いましたが、その日の夜、町を大津波が襲ったとき、彼女は誰よりも勇敢に、子供を守り、さらには他の人まで助けに行こうとするのです。

仕事のため父が家を留守にすることが多いなか、立派に家や家族を守り、子供の話を聞いて、子供の気持ちをちゃんと察することも、話し合うこともできる女性、さらには仕事に対する責任感も強い女性なのでした。

もう一人のポニョの母もまた、広い心でポニョを見守っています。

小さな子供と観ても楽しい映画ですが、親の目で観るとまた、違って見えてくる映画だと思いました。

最後に、いただいたパンフレットに載っていた、印象的な言葉をご紹介しておこうと思います。
-どんな時代であれ、5歳の少年から見た世界は美しく 生きるに値する。
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by monsteracafe | 2008-07-07 23:22 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from シネマログ  映画レビュ.. at 2008-07-09 13:16
タイトル : 崖の上のポニョ
生きてりゃなんとかなるってば。■ストーリー港町の崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介。ある日、クラゲに乗って海の底の家を家出してきたさかなの女の子ポニョと出会う。底引き網から逃れる途中にアタマをジャムの瓶に突っ込んだまま浜辺に漂っていたところを宗介に助けられたのだった。宗介を好きになるポニョ。宗介もポニョのことを好きという。しかし、追ってきた父親に連れ戻され、ポニョは海のなかへ。ポニョは父親が隠し持つ魔法の力を妹たちの協力によって自分のものにし、再び人間世界を目指す…■宮...... more
Commented by サンシャイン at 2008-07-09 23:38 x
私もタイトルしか知りませんでしたがhiroさんの紹介で興味深いところがたくさんありました!
CGによる表現を一切廃しすべて手で描くアニメーションに挑戦、海の中のきれいなシーン、映画のテーマの1つが、「母と子」ということ。

最近めっきり劇場に行くことはなくなりましたが、機会があれば行ってみようと思いました。
Commented by monsteracafe at 2008-07-10 12:23
この映画に限らず、妊娠・出産してからというもの、同じ作品であっても、映画の見方が変わってきたのを感じます。

ジプリ作品では、子どもが主人公になっていることが多いのですが、今まで主人公の視点で見ていた作品が、その父親・母親、周囲の大人の視点でも見てしまうようになりました。

「千と千尋の神隠し」に出てくる主人公の両親は、親としてはどうかと思うのですが、この作品の大人たちの姿は、見る価値があると思います。
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