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バーミヤンの「新商品発表会」

バーミヤン様のご招待で「新商品発表会」に参加してきました。

実は、何かの打ちあわせや大人数のお友達と一緒に喋るなどの目的以外では、私も雄サンも普段はあまりファミリーレストランを利用しないのですが、今回、「食の安全」がとりわけ問題になっている昨今、ファミリーレストランを代表する企業の一つである「すかいらーくグループ」の考え方を伺ったり、普段見ることのできない厨房も見学できるということで、参加させていただくことにしました。

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最初に、担当者から「バーミヤン」についての説明がありました。

「バーミヤン」は、中華のファミレスとして、1986年に1号店がオープンして以来、全国で約650店舗、関西では約100店舗、展開しているそうです。

「バーミヤン」では、独自のオペレーションシステムが構築されていて、全国7箇所にある自社工場(関西は西宮工場)で下調理がなされ、当日製造されたものが冷凍ではなく、冷蔵のまま店舗に配送され、店舗で強い火力で仕上げた焼きたてを提供する、材料は製造日の翌日までには使い切る、という方法を採っているそうです。

また、プレゼンで特に力を入れているなぁと私が感じたのは、焼餃子。
関西には、“餃子といえばO将”という強敵がいるため、特に力を入れて取り組んでいるようです。
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材料は、すべて国内産を使い、
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低価格に挑戦し(焼餃子6個199円、12個367円(税込))、
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さらには、関西のみ、関東(5個)よりも1個多い6個で提供されているんだそうです。
(理由を聞くと、ライバルの「O将」が6個220円だからだそう。)

焼餃子への熱い想いとものすごいこだわりが感じられました。

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プレゼンの後、「バーミヤン」の商品開発を担当している茂手木シェフが、家庭でもおいしく餃子が焼けるコツと、夏の簡単メニューを実演しながら教えてくれました。
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ちょうど、最近「思いっきりテレビ」でも餃子についての調理指導でテレビ出演されたそうで、焼き方のコツだけでなく、具の処理の仕方なども詳しく教えてくれました。

例えば、
・具のキャベツは絞らない。水分だけでなく旨みまで捨ててしまうことになる。
・ひき肉にしっかりと下味をつけ、粘りが出るまでよくこねる。
・粗みじんにしたキャベツと混ぜ合わせるときは、サッと混ぜるだけでよい。こうすることで焼いたとき、皮の中で肉汁や野菜のうまみが出てくる。

また、焼き方については、
・できればテフロン加工のフライパンを使い、冷たいうちに油を入れ、餃子を少し離して置く。
・お湯(羽つきにしたい場合は小麦粉を少し混ぜる)を入れて蓋をして5分くらい蒸す。
・お湯がなくなったら、油を少し足して、焼色をつける。
ということでした。

また、実演していただいたレシピ「海鮮と夏野菜の炒め物」は簡単でおいしそうだったので、後日作ってみてご紹介したいと思います。
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卓上のIHコンロで火力が弱いのですが、彩りも美しく出来上がりました。

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続いて、レストランの厨房を見学させていただきました。

こちらのお店はオープンして数年が経つのですが、使い込んでいるものの、きちんと清掃され、働き者の台所、という印象を受けました。
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実際に、チャーハンと焼餃子を作るところを見せてもらいました。

チャーハンは、もっと大きな中華鍋で大量に作るのかと思いきや、オーダーを受けてから、1~2人前ずつ作るのだそうです。
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火力が強いので、火花が散っていました。作る方はかなり暑そうです。
出来立てのチャーハンを試食させてもらいました。
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パラっとしていて、美味しかったです。

焼餃子の方も見学。
こちらは、専用の焼き機があり、1度に1~6人前まで焼けるそうです。
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こちらも焼きたてを試食させてもらいました。
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こだわりと力を入れている商品だけあって、タレをつけずにいただいても美味しかったです。

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見学の後は、試食会でした。
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豆腐とピータンのサラダ(左)、回鍋肉(ホイコーロウ)(右)。
ホイコーロウは、従来の調理法を見直し、野菜などの材料を油通しするところを湯通しに替えて、ヘルシーに仕上げているそうです。
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海老と翡翠麺の冷やし中華(醤油ダレ(左)と胡麻ダレ(右)とが選べます)。
麺の緑色は、ほうれん草を加えたオリジナルなのだそう。
今年の夏の新メニューだそうです。
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チャーハン(左)、牛肉のやわらか煮しょうゆ仕立て(右)。
お肉がとてもやわらかく、大根は味が染みていておいしかったです。
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アップルマンゴーのヨーグルトサンデー(左)、黒胡麻プリンサンデー(右)。
さっぱり派ならヨーグルトサンデー、こってり濃厚な方が好みならプリンサンデー、といったところでしょうか。
どちらも美味しかったです。

ドリンクバーには、たくさんの種類の中国茶も用意されているので、デザートとお茶を愉しむ、といったお店の使い方も出来そうでした。

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今回、「新商品発表会」に参加してみて、自分の目で見たり聞いたり、食べてみたりしたことで、お店の取り組みを理解し、以前よりも親近感を持つようになりました。

また、厨房を見せたり、調理前の材料などを私たち消費者に見せる、といった積極的に公開しよう、伝えようとする姿勢はおおいに評価できると思いました。

これからの時代、従来の宣伝手法だけではなく、こうした活動をする店舗や企業が増えていくのかもしれません。
by monsteracafe | 2008-07-10 23:43 | 仕事にまつわるエトセトラ
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