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14年後の1月17日

私が住む神戸や阪神間の街、淡路島などを襲った、阪神淡路大震災から14年。

1月17日を、私は色々な形で過ごしてきました。
市役所の職員として、地域や街の皆さんと一緒に炊き出しや追悼の式典をした年や、
10年目を迎えた前日に屋外仮設劇場の中で、集まった400人近くの皆さんと一緒に、亡くなられた方々を偲び、生き残った私たちや子ども達と一緒に十数曲の歌を歌ったイベント「夜空のミュージックポット」を開催した年や、
早起きして市役所前の東遊園地へ行き、そこに集まった人達と5:46を迎えた年、
出産後、病院のお部屋で赤ちゃんと2人で迎えた年
自宅で黙祷を捧げた昨年・・・

今年は、朝から友人とカフェで「100万人のキャンドルナイト in 東灘」の残務整理の打ち合わせをしてから(ちょうど摂津本山駅付近では、「1.17ウォーク」が開催されていました。)、仕事の関係で友人が主宰するこどもたちの合唱団の練習にお邪魔しました。

こどもたちが半年間かけて集めたペットボトルキャップを集計したり、保護者会で少しお話をさせていただいたり、わらべうたや新曲などの練習を見せていただいたりしたあと、最後にこどもたちと一緒に、「しあわせはこべるように」という歌を歌わせてもらいました。

この曲は、神戸ではとても有名な曲で、どの小学校でも毎年この時期になると歌われている曲です。
臼井先生という音楽を担当していた先生が、震災の直後、変わり果てた神戸の街の姿にショックを受けながらも、こどもたちと一緒に神戸の街を元の姿に戻していこう、明日へ向かって希望や夢をもって毎日を大切に生きていこう、といったメッセージを伝えるために作られた楽曲です。

今日、一緒に歌ったこどもたちは全員、震災を経験していないこどもたちですが、こうして何らかの形で大人の私たちが伝えていけることがあるように思います。

最後に、家族ぐるみでおつきあいしている数年来の友人ファミリーと一緒にランチをいただきながら、子育ての話や仕事の話、私たちが大好きな音楽の話、街の話など、楽しい時間を過ごしました。

・・・こんな私の14年後の1月17日でした。
by monsteracafe | 2009-01-17 17:01 | まちの風景
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