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地球やエコについて考える、気づきの本

先日開催した「100万人のキャンドルナイトin岡本」のイベントで、朗読するために選んでいた本をいくつかご紹介します。

・「ハチドリのひとしずく」/辻 信一
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南米アンデス地方のお話だそうです。
森が燃えていました。動物たちは、皆、燃える森から逃げていきます。
その中で、たった1羽のハチドリだけは、くちばしで水を1滴ずつ運んでは、火の上に落としていきました…。
動物たちの問いかけに、ハチドリはこう答えました。
「私は、 私にできることをしているだけ。」

いま私たちにできることは何なのか。
ちいさな力の大切さを教えてくれるお話です。

・「地球がもし100cmの球だったら」/永井智哉
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地球が大人2人が両手で抱えられるくらいの直径1mのボールだとしたら。
太陽は東京ドームくらいの大きさで、
太陽が東京ドームの位置だとすると、水星は品川駅あたりで直径40cm、地球はJR東海道線の大森駅あたり。
土星が富士山あたりで直径9m、冥王星は倉敷のあたりで直径20cm。
太陽系が日本列島の中に入ってしまいます。

・・・といった、身近に捉えやすい話や、
空気の層がわずか1mmしかないこと、飲める水が地球上でわずかスプーン1杯程度(5ccくらい)しかない、といった環境資源の話、
また、実際には毎年日本全土の約40%ほどの森(熱帯雨林)が毎年なくなっている、といった現在地球に起こっていることを分かりやすく解説しています。

・「あなたが世界を変える日」/セヴァン・カリス=スズキ
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当時12歳だった少女が1992年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた環境サミットで語ったスピーチが本になりました。
(一部を抜粋)

オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼び戻すのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生き返らせるのか、あなたは知らないでしょう。

どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。

・「世界を変えるお金の使い方」/山本良一編集

100円で、内モンゴルの砂漠に植えるポプラの苗木が10本買えます。
300円で、タイとカンボジア国境にある地雷原を1㎡分なくすことができます。
・・・
1兆2,000億円で、教育の機会を与えられていない世界中の子供達全員が初等教育を受けられます。

・・・といった情報とアクションの入り口(NPOやNGO、団体などの連絡先)を紹介している本です。

中でも、「寄付をする」「募金をする」以外にも、自分が使うお金をより社会や環境にやさしい企業の商品、サービス、株などを購入することで世界をより良く変えていく力になる、という「お財布からの投票」という考え方に共感しました。

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by monsteracafe | 2007-06-28 22:52 | Life style
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